選挙を振り返ってみて日本人はやっぱり浪花節が好きなのか?な件について
第48回衆議院選挙が終わりましたね。
紆余曲折があったものの、結果は自民公明の与党連合の大勝利で終わりました。
希望の党が発足したり、民進党が解党状態(解党にはなっていないみたいですが)になったり、急に立憲民主党が発足したりと、有権者的には何がなんだかといった感じでした。
各局の報道にも振り回された感もありますね…。
このあたり、ひびつぶなりに振り返ってみようかと思いました。
タイトルにもあるように、日本人って浪花節が好きですよね。
浪花節的という言い方が正しいのかもしれません。
「義理人情」「通俗的」といった感じのイメージですかね。
もともと確固たる支持政党がある人は当てはまらないと思いますので、浮動票な人達の話です。
今回の選挙でいうと、「自民に不満がある人たち」はどこに入れようかと悩んでいたかと思います。
都民ファーストの会を率いて、颯爽と都議会に殴り込みをかけ、圧勝してしまったあのお方です。
自民党・安倍晋三氏という大物に対して、反旗を翻す様は、ジャンヌダルクのようです。
都議会だけでなく、国会にも殴り込みをかけるその姿、「粋」じゃありませんか。
浪花節好きには心惹かれちゃいますよね。
・・・と希望人気が高まった。
しかし、その後がまずかった。
民主党と合流・・・?
排除・・・?
浪花節的には、庶民の味方・弱者の味方的なイメージを希望の党には望んでいたはずです。
それが、選挙で勝つために他と手を組んだり、あまつさえ組んだ相手を下に見て、排除すると言い放つなどと・・・。
・・・これじゃ悪役じゃないですか。
弱いものが強きを挫く姿を見たいのであって、民進党を手駒的に扱うようでは、もはや弱きものではありません。
こうして、希望の党は輝きを失ってしまいました。
解党状態の民進党から、残された人たちの中から、リーダーとなって立ち上がった枝野氏。
当選のために、民進から希望へと党を移ろうとする人たちを尻目に、自分の信念を貫いて、党を立ち上げ、他のメンバーを支える男。
まさに「義理人情」の世界じゃないですか。
”枝野さん、男だねぇ”
そんな声が聞こえてきそうです。
かくして、希望の党に浪花節を見いだせなくなった人たちは、立憲民主党へと流れていくのであった・・・。
とまぁ、ひびつぶ的には、そんなことが起こってたのではないかと思っている訳です。
浮動票をがっちりつかんだのだと思います。
仮に、希望の党が民進党と合流せず、信念を貫く姿勢を見せたなら、民進党も解党せず、立憲民主党も立ち上がらなかったので、勝てたかもしれませんね。
とはいえ、自民党政権になり、戦争にならないことを祈るばかりです。